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借 方 マ ニ ュ ア ル
STEP1 予算・条件を決める 賃料  場所・最寄駅  建物種類  間取りと広さ  その他  アドバイス
STEP2 情報を集める 方法  相場  アドバイス
STEP3 不動産会社に連絡する 不動産会社  問い合わせ  受付表  アドバイス 
STEP4 物件を見に行く 下調べ  内見  チェック項目  アドバイス
STEP5 申込をする 申込書  申込金  入居審査  連帯保証人  必要書類  条件交渉  審査  アドバイス
STEP6 契約をする 契約  契約金  重要事項説明  賃貸借契約書  保険  カギ  引渡し  アドバイス
STEP7 引越しをする 見積り  引越し  入居  アドバイス



STEP1 予算・条件を決める
   
− 賃 料 −
  家賃は毎月定期的に発生する出費ですので、生活に支障をきたす様な無理な設定は禁物です。家賃以外にも管理費や共益費等も含めた、トータルの金額で考える必要があります。
一般的には、手取り月収の30%以内が理想的と言われていますが、個人の生活環境や住まいに対する価値観の違いにより、20%以内でも家賃の負担が大きいと考える人もいれば、40%以上でもそうでないと考える人もいて様々です。
自分が毎月確実に支払うことの出来る金額は、慎重に算出した方が良いでしょう。また、ボーナスや不定期な収入は、予算に入れないことです。家賃以外にも、2年に1度の更新料(新賃料の1ヶ月分が一般的)や損害保険料(2万円前後)などが別途必要になることも考慮が必要です。
家賃は通常、貸主か貸主から委託された不動産管理会社へ、毎月月末に翌月分として、銀行振込みで支払います。また自動引き落しを利用する場合もあります。
 
 
− 場所・最寄駅 −
  ほとんどの人は何らかの理由で住みたい場所があるはずです。勤務先、学校、親元、昔からの慣れた町、憧れの街などその理由は様々です。部屋を探すにはある程度場所を決めなければなりません。たとえば○○線沿の各駅や、青山、渋谷、原宿など具体的に地域を決めると探しやすくなります。また、通勤・通学の時間や、乗り継ぎの利便性もポイントです。但し、「この駅限定」ということで絞りすぎると、逆に探しにくくなってしまい、結果的にその他の点で妥協せざるを得なくなります。  
 
− 建物種類 −
 

アパート、マンション、ビル、事務所タイプ、または店舗タイプなど賃貸には様々な種類があります。これらは建物構造や用途により区別されていますので、 自分の用途に合ったものを選ぶことが必要です。
住居としてはアパートかマンションということになります。アパートは木造か軽量鉄骨造、マンションは鉄筋または鉄骨鉄筋コンクリート造です。木造のアパートのメリットは、まず第一に同じ広さのマンションに比べて賃料が安いこと、第2に同じ6帖の間取りの場合、占有面積が広く、ユーティリティーが広いことなどがあげられます。反面アパートは木造、軽量鉄骨造が主流の為、隣や上下の遮音性は鉄筋のマンションに比べると多少低くなります。

 
 
− 間取りと広さ −
 

間取りを考える上で大切なことは、住む人数を考慮することです。一人暮らしならばワンルーム、1K、1DK、1LDK。二人以上なら1LDK、2DK、2LDKなどがあります。一般的には成人居住人数分の部屋数は必要です。DKやLDKではいくら広くても、部屋としての居住空間には不適です。
お部屋の広さは、20u、30uなどの床面積で表します。同じ1DKでも広さは30uくらいから60uくらいまでかなりの幅がありますし、実際に2LDKより狭い3LDKも存在します。
今自分が住んでいる家(部屋)は床面積が何uか知っていますか?まずは自分に必要な広さを把握することが大切です。不動産会社に案内されるお部屋は、何も置いていない空室の状態です。見た目だけで広いと錯覚をして、いざ家具等を入れてみて後悔…とならないようにすべきです。
2DKは1LDK、3DKは2LDKと大体同じ大きさです。LDKは部屋数を少なくした分、DKが広くなっているだけですが、居住空間が広く感じるため、広めのお部屋を希望される一人暮らしの方は無論、最近では新婚さんや若い夫婦のLDKの人気が高くなっています。

 
 
− その他 −
  「オートロック付」 「2階以上」 「築浅・新築」 「駅近」 「バストイレ別」「フローリング」「駐車場付」などの条件は数が増えれば増えるほど、物件数が限定されます。特に「ルーフバルコニー付」「ペット飼育可」の絶対条件がある人は、その条件をまず第一条件として考え、その他の条件は第2順位で考えなければ、ほとんど見つかりません。  
 
− ワンポイントアドバイス −
  お部屋探しのポイントは「何の為に引っ越しをするか?」「自分は何を一番優先(重要視)するのか?」を考えることです。
一般的に物件を見れば見るほど、当初の予算よりも高いもの、新しいものへと自分の基準が高くなる傾向があります。数多く見るのも善し悪しです。
優先事項も、場所(最寄駅と駅からの距離)、広さ、間取、眺望、日当り、ルーフバルコニー付き、専用庭、建物のグレード、築年数、ペットが飼えるところ、学校通学区域、賃料の安さ、地下駐車場付きなど人によりさまざまで、また快適さの基準も個々で異なります。
優先事項とは逆に、何を犠牲にできるか?も大切です。たとえば予算賃料(他の生活費を削減する)、広さ(狭くても我慢する)、交通不便(駅から遠い)、築古、北向きの部屋などの項目があります。犠牲といっても人それぞれですから、気にしない人にとっては犠牲や我慢ではなくなります
 
   
   
STEP2 情報を集める
   
− 方 法 −
 
  1. 一番古くからよくある物件の探し方で、地場の不動産会社で掲示されている広告を見て廻るという方法があります。地域や最寄駅が決まっていて、時間のある方は一件一件廻って探すこともできます。但し、この様な掲示物件は、常時頻繁に入れ替えをしていない業者が多い為、既に契約済のものが大多数ですので参考程度と考えた方が無難です。

  2. 住宅情報誌で目当ての地域や最寄駅の物件の情報を見る。
    この種の雑誌は沿線別、駅別、賃料順になっていますので相場を調べるにはたいへん便利です。但し、これらの情報は締め切り日が最短で一週間前ですので、雑誌が発売される頃には、人気物件や割安物件は既に終了しているケースが殆どです。

  3. インターネットで検索する
    最近はこの方法が増えています。地域や最寄駅、賃料などの条件検索が出来るものが便利です。登録物件数は業者によりまちまちですが、更新が頻繁にされているか否かは重要です。
 
 
− 相 場 −
  自分が希望する条件の物件の相場を事前に把握します。但し、不動産はその性質上、個々に条件が異なり、すべて固有の特徴があります。新築物件以外は同一の物件は市場に出ません。全く同じ物件ではないため賃料相場にも格差があります。例えば、ワンルームで16uならおよそ8万円から10万円位、1LDKで40uなら20万円から22万円位、というように幅を持たせた方がベターです。
また、相場よりも極端に安いものは何らかの事情があると考えられます。不動産では割安な物件が出て来ることがあっても、格安・激安物件が出ることはほとんどないと思われます。
自分の希望する条件の物件が相場から大きく離れている場合は「STEP1」でもう一度各項目の条件を見直すべきです。そのままでは多くの時間や労力を費やしてもなかなか見つかりません。
 
 
− ワンポイントアドバイス −
  ある程度、相場や空室物件数の状況を判断するまでは、当初自分の決めた条件を次々に変えないことも大事です。この段階では、この物件が「すべて」だとか「これが最高」、「これしかない」などとあまり思い込まない方が無難です。また、自分の希望が全く無理な条件だと解った段階で自分の妥協できる点を出し、範囲を広げてみたり、逆に物件が有りすぎる場合は、もう少し、条件を追加して絞ったりする必要があります。
情報収集の段階で希望にぴったりのお部屋が見つかったらすぐにその会社へ連絡すべきです。
 
   
   
STEP3 不動産会社に連絡する
   
− 不動産会社 −
  不動産会社は星の数ほどあります。何処の駅にも必ず2〜3社は見かけます。一言に不動産会社といってもそこには、賃貸専門、売買仲介専門、分譲建売専門、建物管理専門など様々なタイプがあります。賃貸物件を探す場合は、賃貸専門の会社か賃貸部門が充実している総合不動産会社に行きます。
また、同じ賃貸専門会社でも広域型と地域限定型に分ける事ができます。
前者は首都圏全域を営業区域とし、取扱物件数も多く広範囲に物件が点在しているのが特徴で、主に住宅メーカーの建てた新築のアパートや築浅の管理物件のアパート等を扱います。後者はある程度地域を限定し、その中のアパート、マンション、店舗、事務所など賃貸に関係する物件のほとんどを取り扱います。 地域・地区を第一の希望条件にしている方は、後者の地域限定型不動産会社の方が便利です。
 
 
− 物件の問い合わせ −
  ある程度、希望条件を決め、下調べが出来たら実際に不動産会社へ問い合わせをします。その会社に直接行ってみるか、または電話やインターネット等で資料を請求し、部屋の間取りや物件の概要を確認します。資料を収集し自分の条件に合うような物件があれば、その物件を見る段取りをします。まずはその物件がまだ残っているかどうかを確認し、出来るだけ早い日時にその物件を見に行きます。
また、情報掲載物件と類似する物件が他にも有るか確認してくとベターです。
 
 
− 受付表 −
  不動産会社には希望条件等を記入する「受付表」があります。これは直接店頭行く場合だけでなく、インターネットで問い合わせをする場合にもあります。この「受付表」に自分の条件を正しく記入しておくと、これから空室になる物件や、新しく公開された物件を紹介してもらえるチャンスがあります。
「受付表」に記入したら、しつこく営業され困ったなどという話も聞きますが、もし迷惑だと思えばはっきりと「他で決まった」「探すのやめた」と言って断ればよいことです。
 

 
− ワンポイントアドバイス −
 

まずは不動産会社に慣れることが必要です。気軽に問い合わせをしてみてください。 そして、自分に合った不動産会社や営業担当者を見つけることです。 また、同時に何十もの不動産会社へ問い合せをしても、かえって効率が悪くなるだけです。
不動産会社に電話や訪問をした時は、自分の条件をはっきり言うことが大切ですが、いくつもの条件の全てを満たす物件はまずありませんので「これだけは妥協できない」というものから先に伝えることが重要です。また、その事情も話しておいた方が良いでしょう。

 
   
   
STEP4 物件を見に行く
   
− 下調べ −
  図面などの資料に掲載されている情報は一通りチェックします。自分が妥協できない点のある物件は除外します。建物のグレードを最重視する方は、自分で建物の外観だけでも見に行って候補を絞ると効率よく内見できます。 また、方位や家相を重視される方も事前の確認が必要です。
この段階では周辺の環境や施設、交通の便などをそれほど念入りに確認する必要はないと思います。
 
 
− 内 見 −
  実際に気に入った物件があったら不動産会社に依頼して部屋の中を見に行きます。これを「内見(ないけん)する」といいます。 内見できる物件はその殆どが即入居可能な空室物件ですが、中にはまだ居住中であったり内装工事前あるいは工事中の物件もあります。この場合は自分が入居する時の状態を、想像する必要があります。内見は なるべく、昼間にした方が良いでしょう。また、できれば入居する全員が確認した方がベターです。 一度に幾つかの物件を内見する場合は、ひとつを30分位で見るようにします。時間が足りないようであれば、気に入った物件だけを再度内見しましょう。  
 
− チェック項目 −
 

図面では解らない個所を自分の目で確認します。

  1. 実際の間取りは図面と相違ないか?−細部が異なる場合もあります。
  2. 広さが十分かどうか?−空室物件は広く感じるのが普通です。
  3. 日当りはどうか?日照時間は?−気にする方は方位磁石の持参を。
  4. 収納スペースは十分か?家具、冷蔵庫のスペースは?−メジャー持参は必須です。
  5. 給湯設備は?空調設備は?照明器具は?
  6. 洗濯物干し場は?−高級マンションはベランダに干せない所が多い。
  7. 床材、壁材は何か?
  8. 騒音は?建物全体の主流は家族か、独身者か、事務所か?
  9. エントランス、ゴミ置場がきれいに管理されているか?
  10. 駐輪場の有無、屋根の有無は?
  11. 周辺環境、施設、商店は?
  12. 駅からの実際の距離は?−図面の表示は直線距離です。
  13. 学区域内か? 電話の同一局内か?−同一でないと番号が変わってしまいます。
 
 
− ワンポイントアドバイス −
  人気のある物件は次々に申込みが入ってしまうので、ある程度物件探しに慣れている方や、お急ぎの方は直接不動産会社の店頭で資料を見て、その足で内見に行くか、資料が届き次第すぐに物件を見に行った方が良いとでしょう。
内件のコツは「自分がここに住んだら」を想像してお部屋を見るとです。「ここにテレビを置いて」や「この部屋にベッド」等、具体的に考えてみると感覚が掴み易くなります。前記のチェック項目以外に自分の必要な項目は予めリストアップしておきましょう。
 
   
   
STEP5 申込をする
   
− 入居申込書 −
  実際に内見をして自分の条件に合ったものや、妥協点に見合った物件があったら不動産会社へ申込の意志を伝え「入居申込書」を提出します。
申込書は自分の現住所、勤務先、年収、同居者名や連帯保証人等の事項を記入します。
不動産会社の店頭で直接書くか、記入済みのものをFAXすることもできます。不動産会社によっては申込書の原本が必要とされる場合もありますので、その場合はまずFAXをしてから持参、郵送します。
 
 
− 申込金 −
  申込と同時に「申込金」を不動産会社に預けます。
以前は「預かり金」と称して、物件を探しに来た人から、具体的な内見などをする前に、とりあえずお金を預かって、契約するまで返さないといった悪徳業者の横行がありましたが、10年ほど前に法律が改正され「物件を特定しない預かり金」は禁止されました。現在では「申込証拠金」として、物件を特定した申込金を預かるのが常識になっています。そのため、申し込んだ物件が他の人に決まった場合や、審査にパスしなかった場合は、全額申込者に返還されます。但し、貸主の承諾後、申込人の都合で申込を撤回する場合は返還されません。申込金には貸主又は不動産会社の預かり証が発行されます。
 
 
−入居審査 −
 

申込をすると「入居申込書」に記載された事項が真実か、毎月の家賃の支払能力はあるか、などの審査を行います。通常は貸主か管理委託を受けた不動産会社が代理で行いますが、高額な物件や店舗などは外部の審査専門機関に委託する場合もあります。審査に要する日数は最短で即日、通常は1週間程度、高額物件や大型店舗の場合は1ヵ月以上かかることもあります。
一般的には審査内容や審査落ちの理由は公開しません。不審な点や不明確な点は審査期間中に質問されることがあります。

 
 
− 連帯保証人 −
  一部上場会社やそれに準ずる会社の法人契約以外は連帯保証人(以下保証人)が必要です。保証人は 万一、賃借人が賃料の支払を滞った場合に代理で支払う義務を負う他、緊急の場合の連絡先になります。
通常は、賃借人の親、兄弟又は親戚がなり、外国人の場合は日本入国の際の身元保証人がなります。会社の上司・部下、知人・友人等を保証人として申し込んでも、審査の段階で身内に代える様に言われるか、黙って入居を拒否される場合があります。
 
 
− 必要書類 −
 

審査時には次の様な書類が必要になります。しかし、ここにあるものすべてがいつも必要とは限りません。必要に応じて貸主又は管理委託を受けた不動産会社が要求してきます。これ以外にも貸主が別途要求する書類は提出しなければなりません。
は一般的な住居を借りる場合最低必要となる書類です。

  1. 入居申込書 (原本)
  2. 源泉徴収票(2年分)や給与明細書(3ヵ月分)
  3. 確定申告書(2期分)
  4. 勤務先又は自営業の会社案内
  5. 納税証明書又は課税証明書(2期分)
  6. 住民票
  7. 印鑑証明
  8. 預金残高証明書(主に店舗契約の場合)
  9. 連帯保証人の1,2,3,5,7
  10. 連帯保証人確約書(不動産会社が用紙を用意します)

    5〜10は契約時までに揃える必要があります
 
 
− 条件交渉 −
  申込時に賃料や保証金の減額条件(指値)を付けた場合は、審査の前半でその結果の連絡が来ます。申込の条件を貸主が100%承諾する場合は何も問題ありませんが、その他の条件を貸主が承諾しなかった場合、または新たに貸主からの条件が付けられた場合などは、不動産会社からその内容が通知されます。 その条件を申込者が承諾しない場合は申込が白紙になり、振り出しに戻ります。この場合申込金は申込者に返還されます。しかし、条件を付けずに申込をした後、申込者の都合で条件を変更し、貸主がそれに応じられず申込を拒否した場合、申込金が返還さるケースはほとんどありません。  
 
− 入居者複数同時審査 −
  人気のある物件や割安物件などで、賃貸ピーク時に同時に2〜3件の申込が入ることがあります。この場合「早いもの勝ち」にせず、同時に審査を行う場合があります。基準は公開していませんが、賃料の交渉やその他の条件交渉がある申込はどうしても不利になります。  
   
− 面接審査 −
  貸主によっては面接審査、貸主が申込者と会い直接質問や会話をする審査を行うことがあります。高額物件や店舗では常識的なことですが、最近は住居の申込にでも面接審査を行う貸主が増えました。これには就職活動的な気構えで望むことをお勧めします。あまり派手な髪型や服装、化粧などは、良い結果になりません。  
 
− ワンポイントアドバイス −
  どの段階で申込をするか?が最初のポイントです。一般的な基準は希望条件を70〜80%満たした段階です。90%以上を満たす物件とはなかなか出会えません。もし何年も気長に待てる人は自分の意志で決定してください。
入居申込の意志ははっきりと伝えます。この時点で妥協点はすべてクリアーにし、曖昧な返答は避けましょう。 また、申込は正式な契約ではありませんが、契約をするような気持ちで書類に記入しましょう。万一、他の申込が先に入ったり、抽選にもれたり、審査に通らなかったりしても割り切って次に進みましょう。いつまでも引きずっていても良い結果は得られません。
申込書は事実を、出来るだけ細かく記入します。事実と異なる事項を記入してもすぐにわかり、次回の物件紹介も断られてしまいます。 転職してこれから働く方や正社員でなくフリーターの方もその事情を先に正直に申し出て不動産会社に理解を求める方が賢明です。
 
   
STEP6 契約をする
   
− 契 約 −
 

申込書の審査が終わればいよいよ契約です。
契約日は不動産会社か貸主の事務所で行います。特別の理由が無ければ契約は昼間行い、時間は1時間位で終了します。最近は貸主が立ち会わず、不動産会社が代理で契約をする方法が増えました。
契約時には事前に要求された所得の公的証明やその他必要とされる書類を持参します。 この時に書類の不備や事実との相違があれば契約は中止になります。 他に、印鑑と契約金も必要です。
契約時には基本的に連帯保証人もその場で署名捺印をする事が望まれますが「連帯保証人確約書」をもってそれに代える場合もあります 。

 
 
− 契約金 −
 

契約金の内訳には次の様なものがあります。これは賃貸契約の際に最低必要な金額です。
一般的な住居の場合

  • 敷金(月額家賃の2〜3ヵ月分)
  • 礼金(月額家賃の2ヵ月分)
  • 前家賃(翌月分+当月日割家賃)
  • 火災保険料(2万円前後)
これに不動産会社の仲介手数料、月額賃料の1ヵ月分に消費税を加えた金額が必要になりますので、契約時には合計で月額賃料の6ヵ月程度分が必要になります。
最近TV等で報じられている礼金の矛盾性による「礼金無」化は首都圏郊外の地域では少しずつ出てきているようですが、この渋谷、港区近辺では残念ながらまだありません。需給バランスから見て「礼金無」は今後もしばらくなさそうです。しかし、例外的に都心部の外国人向け高級賃貸物件には「礼金無」があります。
 
 
− 重要事項説明書 −
 

賃貸契約書に署名捺印する前に必ず「重要事項説明書」を不動産会社の宅地建物取引主任が免許を提示した上で説明することが定められています。
この説明書には以下のものが記載されています。

  1. 仲介する不動産会社の所在地、代表者、免許番号、取引主任者の氏名、登録番号等
  2. 契約物件の所在地、号室、お部屋の広さ、入居時の内装状況等
  3. 貸主の氏名、住所
  4. 取引形態(仲介、代理のどちらか)契約時の貸主代理契約はここでの代理とは意味が違います。
  5. 賃貸契約の期間、賃料等の条件、更新条件等
  6. 使用目的、入居人員
  7. 賃料支払期日、支払方法
  8. 電気、ガス、水道な個別メーターの設置状況等
  9. 契約解除の事項等
  10. 禁止事項(石油ストーブ、ペットの飼育、ピアノ持ち込み、重量物の搬入制限など)
  11. 退出時の原状回復、修繕の負担割合等
  12. 賃貸物件の建物管理の連絡先
この内容は大変重要です。説明を受けて理解出来ない点や、不明な点はしっかりと確認する必要があります。
 
 
− 賃貸借契約書 −
  賃貸借契約書にはまず物件名、号室、賃貸契約期間、賃料の支払期日と支払先などが記載されており、後半部分に貸主と借主、連帯保証人、仲介会社の署名捺印欄があります。内容は一般的な事項や常識的な事柄が中心で、何処の不動産会社のものでもほとんど変わりません。
最近では重要な事項はほとんど「重要事項説明書」に記載されていますので重複する所が多く見られます。
 
 
− 損害保険契約 −
  ほとんどの不動産会社では賃貸借契約時に同時に火災保険への加入を義務化しています。 この保険は通常2年契約で賃貸借契約と同期間掛けます。火災だけでなく、水漏れ事故、 盗難被害、第三者賠償責任などのオマケがつきますが、圧倒的にこのオマケの為にあるようなものです。年間を通して水漏れ事故は起きる頻度が高いようです。  
 
− カ ギ −
 

契約が無事終了すると貸主から部屋の鍵が渡されます。この鍵は解約時に返却しますので、紛失したりしないよう気をつけてください。紛失した場合は鍵のシリンダー交換費用を自己負担しなければなりません。特にオートロック兼用キーや電子ロックなどは費用がかさみます。入居者が複数いる場合必要な本数を最初にコピーしておくと良いでしょう。
一本の鍵をポストの中や玄関前の鉢植えの底などに隠しておいて、家族全員で使う人がいるようですが、これは大変危険です。「どうぞ、空き巣に入ってください」と言っているようなものです。また、鍵に「○○マンション××号室」と記入されているものをそのまま使うのも、万一落としたりした場合危険ですのではずしておきましょう。
もし家族の誰かがスペアキーを一本でも紛失したら、貸主に連絡の上、シリンダーを交換する事ををお奨めします。通常貸主も鍵のスペアを所有しており、万一の時にはこの鍵で貸主が部屋に立ち入りますので勝手な交換は出来ません。防犯上、二重ロックにする場合にも貸主の承諾が必要となります。

 
 
− 引渡し −
  鍵を受け取ったらまず、物件を見に行きましょう。内件時に気づかなかった部屋の汚れや傷は入居前に確認が必要です。傷等を発見したらすぐに所定の管理会社へ連絡します。通常、契約後は建物の管理会社か貸主と話すようになりますが、契約後間も無ければ契約をした不動産会社に頼めば代行してくれます。  
 
− ワンポイントアドバイス −
  重要事項説明書や賃貸借契約書には契約時の事はもちろん、入居中や退去時の事まで記載されています。「知らなかった」「聞いていない」では済まされない大切な事です。
しかし、これらには専門用語も多用されていますので、自分が理解できるまで質問し、納得する必要があります。 また、契約の際でも例えば「当初の約束と異なる」「重要事項説明をしない」「質問に的確に回答しない」などがあれば、それらを理由にはっきりと「その内容では契約できません」と言える勇気も必要です。
 
   
   
STEP7 引越しをする
   
− 見積り −
  自分で荷造りをし、荷物も自分で運ぶという人は別として、通常は引越専門業者か、荷物が少量であれば赤帽に依頼します。引越業者は不動産会社と提携している事が多いので、紹介してもらうと早いです。自分で探す場合は、電話帳等で2〜3社を選び、見積もりを取り、サービスの内容を確認してから選定します。
引越専門業者は梱包から運搬、引越し先の家具の配置等様々なサービスをしていますが、料金は割高です。しかし、自分でダンボール箱を集めて梱包し、運搬だけをやってもらうなど、工夫次第で安くすることも出来ます。
赤帽は運転手が一人しか来ませんので、車に積む荷物の3分の1は自分で運ぶことになりますが、その分料金は格安です。
 
 
− 引越し −
 

引越しの日時を決めたら、それに合わせてカーペットやカーテンなどの手配をします。 引越し当日までに電気、水道、ガスの開栓手続きも完了させておきます。
大規模マンションなどへ引越しの場合、管理会社の事前の許可が必要となることがあります。また、通路、エレベーター等の傷防止の工作も必要ですので、引越専門業者以外に頼む場合は注意が必要です。

 
 
− 入 居 −
  やっと入居の段階が来ました。最近都会では近隣挨拶をする方も減っていますが、出来れば、左右隣、向かいや下の階の方へは、入居時に挨拶をしておいた方が良いでしょう。  
 
− ワンポイントアドバイス −
  引越しの梱包時に不要なものを処分します。カーテンなどその部屋に合わせて作ったものは思い切って捨ててしまいましょう。不要品でもまだ使えそうな電気製品や、小さな家具等は場所さえあれば「どうぞご自由に」と貼り紙をして、置いておけば1日できれいになくなっています。残ったものだけを粗大ゴミとして処分します。わざわざ引越し先に持っていって、そこで捨てるような事は大変無駄です。  
   
     






























 
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